山本特許法律事務所

SHUSAKU・YAMAMOTO

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法律とサイエンスの知職、論理を使って戦略を練る

点のような特許なら、誰でも取れるんです。でも、特許を取ることで発明やアイデアをクライアントのビジネスの武器にすることが、そもそもの目的。だから、権利の範囲が最大限になるようにアグレッシブに攻めていきます。それが私たちのスタイルです。例えば、権利化に向けて特許庁との間で行われる手続きにおいて、届いた拒絶理由通知書を熟読します。過去の裁判例などを調べ、引用しながら緻密に論理を積み上げて戦略を立案。どこを突けば審査官のロジックを崩すことができるかを考え、権利取得までを遂行するんです。特許の仕事は、法律とサイエンスと論理で成立しています。法律という文系の土俵で、サイエンスという理系の知識を使って論理を構築していく。独創性が問われるクリエイティブな世界でもあります。常に頭を使い考えることができる。単純作業が入り込む余地なんてないんですよ。


知的財産こそが、国や社会を変えていく

既存の特許を乗り越えようと世界中の優秀な人たちが知恵を絞り、新たな発明が生まれる。これが絶えず繰り返され、産業は発達してきました。知的財産こそが国や社会を変え、発展させていくものだと私は思います。知的財産は今後、ますます重要視されていくでしょう。とりわけ私が専門にしているバイオの分野では、その流れをここ数年顕著に感じます。特許を取得し、保有することで発明を独占することができます。 特許を背後に控えたビジネスほど強いものはありません。企業が成長するための鍵は、知的財産が握っているんです。 正直なところ、私はまだ国や社会を発展させていると言える域には達していないかもしれません。ですが知的財産を権利化することで、クライアントが行っているビジネスの命運を左右している。そんな確かな自負と責任感を持ち、日々仕事を行っています。


世界で名前が挙がるような、知的財産の実務家になりたい

私はもともと、どちらかというと何かに対して熱くなったり真剣になったりしにくい方でした。自分の意見も、なかなか言うことができなかったくらいです。ここでは120%の力を出さないとやっていけませんから、本気にならざるをえません。どこかでそんな環境をずっと求めていたのでしょう。今は質、量ともに限界を超える仕事をすることで自らに負荷をかけ、成長したいと心から思っています。自分の人生を真剣に真面目に生きるようになりました。 将来の目標は、世界で名前が挙がる知的財産の実務家になることです。そのためには、訴訟など難しい分野でも結果を出せるだけの力をつけていくことが必要です。メンバーをマネジメントする立場としても成長し、結果を残したい。優秀な人材を集め、育て、今以上に当所の名を世界中に轟かせたいと思っています。

Column

初めてこの事務所を訪れたときのことを鮮明に覚えています。空気が張り詰めていて、働いている人の動きからキレを感じる。弛緩した空気はまるでなく、非常に洗練された雰囲気でした。外国人も多くいて、「特許事務所ってこんなところだったんだ…」と思いましたね。同時に「ここで働きたい」と直感しました。

2012年4月 掲載